釣 れ 釣 れ 記 4


               雨  2018年7月
6月の最後の週・・梅雨前線による長雨で道内各地の川は増水・・
7月に入ると台風7号から変わった低気圧により全道的に大雨が降った。
水位が上昇して氾濫する川、危険水位まで上昇した川・・。
そのあと何日かおきに雨が降り続き人的被害はなかったけれど・・
日照不足とともに・・農業などへの被害が発生している。

7月初め・・西日本でも豪雨
200人をこす死者をだす甚大な被害・・
なんと言っていいか・・言葉もありません・・。

雨は人間の生活に必要なものでしょうけれど・・あまりにも多いと・・

道内は例年なら新緑の初夏の季節・・しかしこの3週間ほどは
曇天が続き・・こんな状況では釣り師は川に出かけることなどできませんでした。
30数年・・ヤマベ釣りをしてきましたが初めてのことです。

 ハンドメイドマルシェに出店して  2023年5月13,14日
札幌「つどーむ」にて開催されたハンドメイドマルシェに出店しました。
アクセサリーや工芸品などプロやセミプロの方がたばかりで
女性客が圧倒的に多く爺様はなにか場違いな雰囲気につつまれましたです。

自宅にただおいてある竿をできればどなたかに使ってもらえればと
参加したしだいなのです・・1、2本くらい売れるかなと・・
まったく自分の釣り(ヤマベ釣り)に使うために始めた竿作りなので 少しでも興味のある
人と出会えればとも思っていました。
一緒に釣りに出かけたりするYさんにいろいろサポートしてもらい
体力・気力のあるうちにやってみようと・・。

さすがに疲れた二日間でしたがけっこう釣りをする人が見てくれ
いろいろな話をすることができました。若い釣り人はルアー釣りがメインで
2本だしていたルアー竿は初日で売れてしまいました、他の竿もそうですが・・
安ぎるのではと複数の人に言われたなァ
結局9本の竿が売れたのですが・・竹材の値段以下の価格設定です・・たいした額には
ならなかったけど何人かの釣り人と知り合いになれたのは収穫なのかな・・
まったくの釣りの初心者が買ってゆくのにはなんだか複雑気分・・良いのだろうか
丁寧に説明はしたのですが・・。
女性のヤマベ釣り師もいましたし若いながらもマニアックな釣り師もいて
一緒に釣りに行きましょうと誘われうれしかったけど・・年寄りは
あまり人に迷惑をかけるのはどうかなとも・・思うのです・・よ。

釣りもあと数年できるかなというところでしょう、竿作りは気のむくまま
続けていこうかな。
何年かたって元気でいたら
こんなイベントにまた参加するのも楽しいかもしれません・・な
革巻きロッドケースの話し  2023年12月16日 
春に・・5フィートのフライ竿を入れるために革巻きのクラシックタイプのロッドケースを
作ったのですがハンドメイドマルシェにて手放してしまいました。

ヤマベ釣りシーズンの合間・・暇でしたので
フライ・Fを始めた30年以上昔に手に入れたアルミのケースを使って
またロッドケースを作ることにしました。
これに入れていたウエダの2ピース・7フィートの竿はすでになく
何年か前に作った高野竹の7フィートの2ピースの竿がサイズ的にピッタリでしたので
これを入れます。
黒檀グリップの並み継ぎで何回か川で使ったお気に入りの竿です。

ただ、問題は長さ・・キヤップをのぞいた本体が110cmあります
材料の革を買いに北海皮革店さんに行ったところ牛半頭分の大きさならとのこと・・
値段も高く・・無理かなと・・
しかしありがたいことに・・店中をさがしていただき長物の端材の革を見つけてもらい
値段も安くしていただきました。

下がそのロッドケースです
本体の縫いに気をつかいながらで・・完成までに2週間くらい時間がかかりましたよ
 

上のはこれとは別に2023年の竿作りで作る布袋竹5フィートのフライ竿用に
秋から作っていたものです。
竿のほうはまだ出来上がっていないのですがケースだけ先にできてしまいました。
 
   
本体の長さも75cmくらい・・この革はネットで買いました
ギリで2つ分作れると思っていたのですが・・持ち手の芯がズレていたためほどいて
作り直したり・・キャツプがキッかったり、ゆるかったりで
3度作り直し・・したりしたので・・ひとつしかできませんでした。

まあ・・竿ができるのはまだ先なのでもう1つの竿の分は
また作りますか・・なんて思ってます。

径40ミリ、肉厚1ミリのABS樹脂のパイプを使ってます
「ふくろう」のネジ式カシメをアクセントにしてみました・・

けっこう苦労させられたロッドケースです
 
革巻きロッドケースの話し その2 2024年2月26日
ルアー竿を入れる・・
竿作りが早く終わってしまったので・・ルアーの竿のケースでも作ってみるかと
いろいろ調べて構想をねったりしていました

ルアー竿のガイドのサイズはけっこう大きくて太い径のパイプになら入る・・
肉厚1ミリで径60ミリくらいのアルミパイプはあったが・・結構高いです

良いものを見つけました・・肉厚1.1ミリの硬質エンビパイプ・・値段も手頃
さてどうするか・・革もけっこう必要になるしねぇ

しかし、革巻きのルアー竿のロッドケース(見たことがない・・)けど
暇だし・・やってみるかと2月初旬から始めてみました
 
竿は以前買った「釣り具のササノ」の竿袋にちょうどおさまりました。
存在感ある太もののロッドケース・・やや重量感もあります
アルミのパイプだともう少し重たくなったでしょうね

出来上がるまで約20日くらいかかった

2月は雪が多く・・雪はねの合間・・こんなことをして遊んでいますよ
竿かづ作の山女魚竿  2024年9月 
長年お世話になっている「釣り具のニットー・竿かづ」さんのところから9月の中ごろ
思いがけずにも和竿をプレゼントされました・・うれしかった
竿袋の状態などをみるとたぶん先代の竿かづさんの作だと思います

6本継ぎ2本仕舞い、替え穂先付きの矢竹の竿・・全長は4メートルだが意外と軽い
すげ込みの薄さ・・竹の中の浚い・・しっとりとした継ぎの具合・・芽の形
たまりませんな、
プロの仕事はさすがに素晴らしいです
私も最近は継ぎ仕事などはかなり良い出来だと思っていたが
ここまでは出来ないよな・・
恒常的に普通にこんな竿を作り上げるのはプロだからなんだろうなぁ・・

釣りに使ってくださいとのこと
来シーズンのヤマベ釣りで使うべく・・淡竹手元握りをはずして短くして
狭い川でも使うために 追い手元を作っています

竿を作るうえで刺激になりました・・あと何年竿作りをできるかわからないが
アマチュアでも良い竿を作りたいものです
 

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