釣 れ 釣 れ 記 3


2014年の釣りを終えて・・ 10.7
2014年のヤマベ釣りも終わりました。
釣行のつど、どの川に行こうかと思い悩むのはいつものことですが・・
それにしても大雨で2度釣りに行くのをあきらめたのは悔やまれます
秋の訪れが早い年で・・9月に入ると涼しい風に・・。
ヤマベ達も婚姻色(クロスケヤマベ)となりクマの心配もしなければならず
9月10日の釣行が今シーズン最後のヤマベ釣りとなりました
ほとんどフライ・Fばかり・・ほとんどキャッチ&リリースです
写真に・・ヤマベの姿を残し・渓の景色を残し、楽しい思い出を残し
短いヤマベ釣りシーズンも終了
どちらかと言えば小河川の釣りが多くて・・穏やかで渓相の良い川でのんびりと
釣りを楽しみました(もうアドベンチャーの釣りは無理ですし・・ね)
春に・・80ケまいた特製毛針も使いきり・・ました
釣り歴が長いけれど、その分上手になっているわけでもなく・・
サカナを釣るよりも・・木の枝やボサで消耗したほうが多かったかな・・・?
なんて思ってます・・が

釣りに必要なのは・・体力とお金とヒマ でしょうか・・
私にあるのはヒマな時間だけです

この頃は釣りに行くと2,3日身体のアチコチが痛い・・情けない体力です
朝早くから日が暮れるまで釣りをしていた若き頃が懐かしい・・なぁ
高速道路を走り・・温泉に泊まっての大名釣行なんて・・昔の話・・
ガソリン代も馬鹿になりません・・し。
いつか川で出会った老釣り師が話していた
 「まだまだ釣り人生を楽しみたい」との言葉・・
シニアになってからの釣りもそれはそれで味があるもので
私もまだまだヤマベ釣りを楽しまなければ・・などと思ってます

 古い竿・・ 2015年3月4日
知人から、50数年前に作ってもらったという古い竿をいただきました

穂持ち下のすげこみは割れ、尻栓もなく、
2番はすげ口内部に割れ・・胴の塗りがはがれと
かなりいたんでおり・・もう釣りには使えないでしょう
約10尺・・穂先は削り穂先 
竿師さんの焼き印はないのですが・・帯広の竿師さんの作・・とかで
丁寧な仕事で作られた竿です
   

  

十勝地方の川で使っていたとか・・で
尺ヤマベを釣った話を何度も聞かされ・・少々参りました・・
当時は(昭和30年代後半)竿と言えば竹の竿が主流の時代だったのでしょうね
しかし50数年前の竿が残っていたとは・・驚きです
竿作りの参考にと有り難くいただいてきました

5,6年前・・私も
6本継ぎ、二本仕舞いの11尺の竿を作ってみたのですが
竹の内部の削り作業で割ってしまい・・再び竹材を用意するエネルギーもなく
中断していたのですが
この古い竿をいただいたことにより・・又やる気がおきてきました
ボチボチと材を集めて作ることにしますか・・
釣り文化資料館  2015年
11月の初めに箱根でクラス会があり、その帰り新宿の釣り文化資料館に寄ってきました
つり人社の1階にある空調のきいた部屋に一流の竿師さん達の竿が
ガラスケースに入っていっぱいありました。受付の人に写真を撮っても良いかと断り
ゆっくりと見てきました・・私一人だけ・・。 

 
 
        笛巻竿 昭和40年代 つり治作
   
さすがにすばらしい竿ばかり・・です。
1時間以上も飽きずに見ていましたよ・・。
とくにこころ惹かれたのは「タモ」です、写真ではあまり良くわかりませんが
小ぶりの手の込んだ細工のものでした。(欲しかった・・)
   
100年後の人達はこんな竿達を見てなにを思うのでしょうか・・?
「釣り」そのものがはたしてあるかどうかもわかりませんが。
静かに展示されている芸術品とも呼べる竿・・
ただ・・道具としては・・どうなんでしょう。
サカナを釣るための竿なんだろうし・・
誰かに使ってもらいたくないのかなと思ったり・・もしました。

釣れ釣れ記メインへ TOPへ