釣 れ 釣 れ 記  1



 
車にバイクを積んで釣りに行った話(1997〜2007)
ヤマベ釣りをしていると・・車の駐められない所があったり、夏の暑い日は
テクテクと汗だくで林道を歩いて戻らなければならないということがあり・・
50CCのバイク(モンキー)を買いました。出川地点にバイクをおいておき
釣りを終え川を出るとそれにまたがり林道を走り車まで戻る・・
駐車可能な所に車を駐め、バイクで狭い山道を走り好きな所から川に入る・・
アルミの折りたたみあゆみ板・ワンタッチフックで固定・・積み降ろしは
1分程度・・時間と体力の節約と・・自由な行動・・・・
良いことばかりのはずでしたが・・
単独釣行オンリー、移動中はガソリンタンクのチャプチャプ音は
我慢するにしてもキャブからのガソリン臭・・車内に充満。タバコを吸うのも
はばかられ・・窓を開けての走行
雨の日は車内にドロ・・と苦労もありましたが
パックロッドをかついで山中・バイク で走るのはけっこう楽しかった・・


自宅の庭に竹を植えた話(2004〜) 
竿作りを始めた頃の事
あまりにも竹のことを知らないので(実際、北海道は根曲がり竹や熊笹を
見るくらいで身近に竹に接することがない・・)調べたところ 
静岡県沼津市に富士竹類植物園(珍しい竹や・竹の生態・・等々の竹に
関するあらゆる知識の宝庫・・)というのがあると知り
竿の材料になるかと思い竹の苗を送ってもらうことにしました
春に布袋竹と矢竹・・1メートルちよっとの苗を植えてみました
6月になりタケノコが出てきたときは感動・・でした
冬囲い(ムシロをまき)をして寒い土地で無事に育つのか心配しつつ
翌年の春を迎えました・・無事・・でした
またタケノコがでてきました

矢竹も布袋竹も4メートルちかくに育ちました
が・・竿にするような竹はなかなか・・採れません
1本だけ・・竿にしてみたい布袋竹が採れたので・・乾燥させてフライ竿を
作ってみました
竹を身近に感じられる環境は私にとっては良いことなのですが
家族からは(洗濯物を干すのに邪魔だとか・・)不評のようで
肩身の狭い思いをしているところです


 雨のちヤマベ釣り 朱太・白井川 2005年
 しばらく続いた雨のせいでいずこの川も増水・・・
状況の好転も望めぬまま悩みつつ釣り師は車を走らせる、北がだめなら南が
よいかも・・はたまた東か・・・と
本流がだめなら支流の支流・・普段は枯れ川のようなところへ行くしかない
朱太は増水・濁り、天気は回復してきているのだが本流の釣りは無理だ、
白井川へ行く
普段はくるぶしくらいまでの流れが膝近くまであるが笹濁りの流れは
いかにもオイシソウ・・
いつもの橋から入ろうとしたが草木がトンネル状にかぶさり腰をかがめても
行けそうもない、迂回して川に入る
頭上にかぶさる木の枝・ボサ・・倒木が川をふさぎ水辺の草はなぎ倒され
かなり川が荒れた跡・・
フライ・フィッシングとはとても言えない釣りだ・・竿をボサから突きだし
リーダーの分だけ・・毛針をそっと水面におとすと
いきなりでかいヤマベが飛びついてくる
所々の深みに腰までつかり苦労して川を進むとそんなポイントから
良型ヤマベがでてくる
ショートキャスティング(パチンコ・・ただラインをはじいただけ・・)
バクッとでかいヤマベだ・・。頭首工のガンガン流れ・・・数10センチ流れた
毛針にいきなり飛びつくヤマベ・・・
#2の柔らかい竿が何度弧をえがいたことだろう。

釣りを終え白井川パーキングで休んでいると1つ上の角十の川に入った
釣り人がきた・・私と同様に爆釣とのこと・・
(増水・荒れ川・・ヤマベ達は本流から逃れ支流に・・ということか・・)

こんなことがあるから・・天気が悪くても釣り師は出かけるのです
以来・・大雨のあとは夢よ再びと・・心が騒ぐのです


 送り毛山道 2011年8月22日
 浜益川支流・逆川の釣りからの帰り道、国道231号をはずれ
ひさしぶりに送毛山道を走ってみるかと毘砂別から山道に入った
舗装が途切れた所でA型バリケードで通行止めになっていたが片側が開いて
いたので気にすることもなくそのまま進んだところ・・
砂利道・未舗装区間の下り・・雨水で浸食された跡・・数10センチの幅の溝が
でき道路はえぐられ凹凸だらけ・・
どこかでUターンするつもりでしばらく走るが狭い山道・・見当たらない
ハンドルを握る手に力が入る、緊張・・まずい・・ぞ。
もうバックで戻るのは危険だし進むしかない・・
なんとか送毛側にたどりついたが・・手に汗・・汗
RV車でもひとつ間違えたら立ち往生するところだった
しばらく前の集中豪雨の影響・・か

思慮が足りないというか・・・
(春先に山菜採りの人達を見かけるだけの静かな山道なのだが・・)


 林道にて
長いこと釣りをしていると車でのトラブルも幾度か経験する・・
あれは歴舟川の支流・中の川の奥に釣りに行ったときのことでした・・
初めての川・・入川地点を捜すため上流まで行く、五万分の一の地図を
見ながらの走行・・小さな沢がある・・ここから入ろうかなどと考えていたら
いきなり車の左側面がガリガリッと音をたてた
あわててハンドルをもどす
地図に目をやっていたわずかな時間にガードロープに左のフェンダーを
擦ってしまったのだ
助手席のドアの開閉が不自由になったものの幸い走行に支障がなく
釣りを続行できたのだがあとから思うとガードロープがあって良かったんだ・・
そのまま路外に落っこちてしまう危険もあった・・と(怖いね・・)
修理代35万円は高い授業料でした

山菜の時期は林道も交通量が増え、皆さん急いでいるのか
かなりのスピードです
私はラジオを切り窓をあけ低速走行で見透しの悪いカーブでは
クラクションを鳴らしてと他車に注意をしているのです

林道を走る時は気をつけなければ・・です 


2011年の竿作り
 2011年の秋から始めた竿作りも今日(2012年3月14日)でおわり・・です
当初は6本作る予定でしたが・・結局4本しか作れなかった
6月のヤマベ釣り解禁に間に合えば良いさとのんびりとしていたのだが
それにしても作業が遅い・・我ながらあきれます
10尺の竿は狭い川で使おう・・どこがよいだろうかとか
フライ竿の魂入れはあの川が良いかななどと・・
春の訪れを感じるとともに思いは渓流に・・・
けして出来の良い竿たちではないけれど今年も自作の竿で
ヤマベを釣ろうと思ってます


2012年道東釣行・付記 
7月の24日から2泊3日で道東の川に釣りに行った
16,7年ぶり、3回目の川・・良いヤマベとオショロコマがいっぱい釣れたことを
記憶していたのだが・・

旧い橋が架け替えられ道路が整備され・・ 
(大水などで流れが変わったり・・護岸がほどこされたりといろいろ変っていた)
当たり前なんだろうな・・変化があるのは・・
気持ちのうえではあの川もこの川も釣りに入りたいと思っていたのだが
体力がついてこないことを実感させられ・・自分も年をとってきたことに
気づかされる
26日の帰路、標津川本流に釣りに入りたかったのだが
上標津橋は架け替え工事中、名残橋はタッチの差で地元の釣り人に
先をこされ・・あきらめ帰ることにした、今度いつ来ることができるかわからない
だけに・・残念・・

しかし・・どこにいても牛の臭いのする地域でした
広大な牧場風景・・いいですね・・
初日に楽しい釣りができたのでよしとしますか・・

  


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